
今年で6回目、竹原小学校の6年生の子どもたちと卒業記念を作りました。
事の発端はさらに遡ります。もう10年くらい前になると思います。
それまではうちの窯で焼いていたのですが、その当時の教頭先生から
倉庫にある陶芸の窯は使えるものなのでしょうか、見てください、
と言われてチェックしました。
それが、この写真の灯油の窯です。
その時は新品で、まだ棚板は纏めてバンドで縛ってありました。
ただ残念なことに、温度計が壊れていたのと、煙突がついていなかったので
新しく設置しないと窯を使うことができそうにありませんでした。
また、これとは別の窯が工作室の隣に置いてありました。
それは電気の窯で、よく見るとぐるりと張り巡らされた線が切れているところがありました。その窯を使って焼いたら、素焼きはできたのですが、本焼きの温度にはなりませんでした。直るものならと業者の方に来て見ていただきました。
もうこの窯を作った会社は無くなっていて、直すための修理費がかかるとのことでした。
それから、倉庫に置いてある新品の窯を使って焼くことを本気になって考え始めました。
竹原第二地区協働のまちづくりネットワークという名前の、自治会をいくつか束ねた様な団体が、サポートしてくれることになり見積もりが始まりました。
陶芸用の温度計も、陶芸用の煙突も最高温度が1300度ぐらい高温の設定なので、
思ったより費用がかかりました。
さらに棚板を買い揃えたり、釉薬や下絵の色付け用の顔料など、初期投資を結構しました。
ですが、もう今年は粘土と灯油、などになるので費用はあまりかからなくなりました。
できた作品を毎年道の駅たけはらに飾ってもらいます。
みんな早く持って帰りたーい!と思っている様です。



窯出しの日に、6年生のみんなから合唱と合奏の素敵なプレゼントをいただきました。
もう、熱いものが込み上げて泣きそうになりました。
その後、みんなからの想いが書いてある作文集をいただきました。
今時ですよねー、デジカメで撮った写真に、パソコンで作った文章が書いてあり、
上手くレイアウトされています。
手書きじゃないんですよ!感動!来年もできるかな??
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