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父のノート




父が如水館に通っていた頃のノートがあります。

数えたら27冊ありました。

ここにはたくさんの父の野球に対する思い、

選手のこと、進路、お金のこと・・・いろんなことが書いてあります。

滅多に出さないのですが、先日父の教え子さんが来られたので、

一緒に見ていました。

その方が持ってきた2冊とも書いてあったものを見つけて、これ写メしても良いですか、

といったものが私も気になったので、

後で写メして調べて見ました。





世間に謙虚な性格

人間に謙虚な性格

己の運命に謙虚な性格


これは風の大地というゴルフ漫画からの抜粋の様です。


その下の


心よく我に働く仕事あれ

それを仕遂げて

死なむと思う


こちらは石川啄木の短歌です。

「心よく」は 調べると「快く」

の様です。


この二つをノートに書いていたということは、

「謙虚」に

「死ぬ気で仕事に向かう」姿勢だったことがわかります。

本当に最後まで高校野球指導を通しての人つくりをやり遂げて亡くなった。

我が父ながらしびれます。

私もノートに書きました。


さてこのノート一部の人からは《お宝ノート》のように思われていますが、

私には生々しいので1人でノートを開くには勇気が入ります。

なので、置いてあるだけですが、

またその時が来たらノートを開くのでしょう。





 

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