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広島竹原 陶芸 風土通信 9月1日に

  9月1日

 

今日は1日なのでいつもの習慣に従って

神社にお参りに行きました

いつも帰り際に階段を降りながら左手の鎮守の杜を見ると

この杉の木の木肌がかっこよくて痺れる

まっすぐに天に伸びていくその力強い姿

なんだろうこの言葉がなくなる感じ

あんまり見ていると帰れなくなるので

やっぱりいいな神社って と思って石段を降りる

竹原の磯宮さんはこのくらいの木の量で

スケールから言えば 森というより林かもしれない

それでも木がたくさんあるのはとてもいいです

 

「最近」

 

最近の事

人間国宝の方の器を日常的に使っている方のお家で

たくさんの器をみせていただいた

きっと美術館級にすごい

しかも 手で触ってもいい

これは普通の美術館ではさせてくれない

めちゃくちゃ勉強になった

目を閉じて 触って覚える

左手はこんなふうにしてろくろをひいていたのかもしれない

大きさも 手取りも 重さも 本当にすばらしい

「なにを入れてもいいのよ」

そうでしょうともわかります

こんなに粗いのに こんなに軽い

重ねてもきっと重くない

日々の暮らしの器にはとても大切なことだ

たくさん触ってたくさんみたので

このかたの特徴が少しわかってきた

寒くなったらこんないい器でおでんなんかいいな

柔らかく炊いた味の染みた大根はもう絶対に似合うに違いない

もう一個の大きなやつには里芋やカボチャの煮物をたっぷり盛って

また別の小ぶりな方で取り皿にする

なんて素敵な食卓

そんな中にあってもチグハグにならない器を私も作りたい

 

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