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結婚式の披露宴に 自分で作った器を

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可愛い箸置きが三色並んでいます
これはご自分の結婚式の披露宴で お客様にお出しするお箸にセットするために
花嫁さんご自身が 作られたものです
あ、正確には お母さんとの合作ですね
少し長くなりますが 素敵なエピソードにどうぞ最後までおつきあいくださいませ

まずは 竹原に来た当初から存じ上げているお母さんからのお電話で
《・・・どうかしら できるかしら・・・? 》 という話から始まりました
《 もちろんです 》
時々お知り合いの方から 贈り物に私の器を使っていただくのですが
世の中に これだけ物があふれている中で 私の物を選んでいただくなんて
本当に嬉しい事だと思っています
今回は お箸置き作りのお手伝いです

次に お母さんと娘さん お二人で直接工房まで来ていただきました
展示してある器をみながら 器作りの工程を説明したり 披露宴の日程などを伺いました
色々お話を聞く中で判ったのですが 箸置きに乗せる お箸は
花嫁さんのおじいちゃんが作った 青竹のお箸なんだそうです
なんだか嬉しくなっちゃいますねー

なかなか忙しい日々が続く中 やっと時間を合わせて 箸置き作りです
その日までに 四つ葉のクローバーの消しゴムスタンプを作って来られました
可愛いでしょ?
まだストーブの必要な頃でしたが 夜遅くまで お話しながら 100個近く作りました
楽しかった〜!
さて それを乾燥させてから 素焼きをして 次は 絵付と釉薬掛けです
いよいよ花嫁さんには時間がなくなり お母さんが ピンチヒッターです
クローバーの中に 細い筆で色を入れていきます 100個ですよ!
そしてその後 一個ずつ丁寧に 釉薬掛けです 100個ですよ!
「えー 大変じゃん!!、こっちのほうが大変なんじゃないん?!」
なんて 言いながらも 楽しんでいるように 私には見えました
終わる頃になって手が慣れてきて 上手になっていましたよ
それを 本焼きしたものが この箸置きなのです
小さな箸置きですが 物語があっていいですね

箸置き一つ 毎日使っていると それに合うランチョンマットを使いたくなるし
マット・箸置き・お箸 の三点セットを常用していると
いきなりお箸を置く事が できなくなってくるんです
箸置き一つから 変わってきますねー

この箸置きを持って帰られた方々 その後どうされているか 追跡調査したいです(笑)
お二人さーん どうぞお幸せに

陶工房 風土では このような陶芸体験?も やりますよー

詳細は メールにてお問い合わせくださいませ

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